9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:30:01.55 ID:6wqhlklP0
P「そんな大食いの千夜にひとつ提案があるんだが」
千夜「?」
P「もうすぐ夕飯時だろう? この後は俺も千夜も特に仕事はないし、よかったら一緒にごはん食べに行かないか?」
千夜「ことわ――」
P「ちなみにちとせには連絡済だ。今日はひとりで食べるから大丈夫だってさ」
千夜「断る」
P「今、外堀埋めたつもりだったんだけど?」
千夜「お嬢様の都合がつこうとつくまいと、私がお前と食事を共にしなければならない理由が生まれていませんが」
P「頼む! 前から気になってるお店があるんだが、ひとりじゃなかなか入りにくいんだ!」
千夜「断る」
P「奢るから!」
千夜「断る」
P「可愛いぞ!」
千夜「帰る」
P「実はちとせからメッセージを預かってる」
ちとせ『千夜ちゃん、今夜は魔法使いに付き合ってあげて? お嬢様命令♪』
千夜「最初からこれを出していれば済む話だったのに」
P「できれば頼りたくなかったんだ。男のプライドとして」
千夜「そんなものは犬に食わせておけ」
P「そんな漫画みたいなセリフ言われたの人生で初めてだ」
千夜「お前の初めてになってしまったという事実に心が震えます」
P「もちろんいい意味でだよな」
千夜「バーテンダー」
P「『ばーか』って言いたかったことだけは伝わった……とにかく、付き合ってくれるってことで大丈夫か?」
千夜「お嬢様命令であれば仕方ありません。手早く済ませるためにもさっさと向かいましょう」
P「よし! 車はあっちに停めてるから、早速出発だ」
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