果穂の授業参観にプロデューサーが行く話
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12:名無しNIPPER[sage]
2019/08/08(木) 16:41:19.80 ID:HCSaCua00
果穂「……えへへ、プロデューサーさんと約束しちゃいました♪」

P「ああ、俺も針千本飲まされちゃたまらないからな、絶対思い出すよ」

果穂「はい! ……あ、それとプロデューサーさん……ワガママ言ってもいいですか……?」

P「うん、なんだ?」

果穂「えっと……放課後クライマックスガールズを思い出す時……なんていうか……できれば……一番最初に私の事を思い出して欲しいです……」

P(……果穂は照れているのか、いつもの大きな声ではなく、小さな、よく注意しなければ聞き取れないくらいの声でそう言った。目線をあちらこちらに向けながら)

P(……)

P「果穂、こっちを向いて」

果穂「……」

P(果穂はまだ恥ずかしそうではあるが、俺の目を見てくれた。その果穂の手をぎゅっと握る)

P「果穂、それは全然ワガママなんかじゃないさ。果穂は放課後クライマックスガールズのリーダーだけど、まだ事務所の中でも最年少だ。全然甘えてくれていいんだ。それが普通の事なんだ」

果穂「プロデューサーさん……」

P「だから、夕暮れを見て、放課後クライマックスガールズの事を思い出す時は、必ず果穂の事を一番に思い出す。絶対にそうする。約束するよ」

果穂「……! はい、ありがとうございます! えへへ!」

ぎゅうう(Pに抱きつく果穂)

P「こ、こら果穂、めぐるじゃないんだから……」

P(……いや、今日は果穂を徹底的に甘やかしてあげるか)

P「……ふぅ、しょうがないな。このままおんぶして、家まで送っていくよ」

果穂「本当ですかっ! えへへ……えへへ♪ プロデューサーさん! 大好きです! 明日も明後日も一年後もその先も、ずっとずっと大好きですっ!!」

P(果穂がそう言いながらぎゅううと、俺の背中に痛いくらいに力強く抱きついてきた)

P(俺はそれに苦笑しながら、夕暮れの中、果穂を背負ってゆっくりと歩き始めた)

P(いつもはどこか寂しく思える夕暮れが、今日はなぜだか、ちっとも寂しくなかった)


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