天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」
1- 20
311: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/08/28(水) 19:29:03.98 ID:eKww66Sv0

コーヒーカップのアトラクションに乗りながら、僕と小泉さんは今までのことを話し合った。

小泉「だけどよく天海を騙せたね…」

最原「演技するのは結構得意なんだ…」

小泉「それは…意外だね」

正直、不安はあった。

だが父親の遺伝か、はたまたその影響か分からないが演技は上手くいった。

小泉「…それで天海の様子はどう?」

最原「……」

彼女の問いに僕は黙らざるを得なかった。

天海くんは小泉さんの好意に気付いていない。

友人としては大事に思ってるのだろうが、恐らくそれ以上を望んでいない。

以上が彼と話していて感じたことだ。

最原(…正直に言うべきか?)

悩むが答えはすぐに出せない。

不当に傷つけることをわざわざ言いたいわけがない。

最原「……それについては噴水のところで話そう」

小泉「噴水…?」

彼女はきょとんとした様子だった。

僕はただ決断を先伸ばしにするためだけに、そう言っただけで深い意味はない。

ただ『告白』するならば噴水前は大分良い場所なんじゃないだろうか?

最原(天海くんは、ちゃんと見ているだろうか…?)

最原(もし僕と彼女がこうして仲良く過ごしている様子を見て、何も感じてないなら……僕は……)

そこまで考えて小泉さんに向き直った。

コーヒーカップから降りる小泉さんは大分目が回っているようだった。

慌てて彼女の手をひく。

状況が違えば喜ばしいことなのだろうが、今の僕には少々の重みにしか感じなかった。

だがそれでも僕は彼女を放っておくことはできそうにない。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
380Res/191.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice