天海「アイランドモード?なんすかそれ?」小泉「パート2よ」
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312: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/08/28(水) 19:47:27.38 ID:eKww66Sv0

〜噴水前〜


様々なアトラクションを楽しんだ。

序盤は暗い空気があったが、後半はいたって自然に遊園地を堪能した気がする。

それは恐らく小泉さんも同じで、純粋な笑みを所々見ることができた。

噴水前にて二人して足を止める。

時間はあまりにも早く、決断の遅延は意味がないかのように、無情にも夕の世界が頭上を包んだ。

最原「じゃあ、話そうか…」

小泉「う、うん……」

僕は小泉さんの真正面に立った。

そのぎりぎりの局面でも僕はどちらにするか悩んでいた──すなわち、彼女に残酷な真実を言うか、気持ちの良い嘘をつくか。

天海くんとの関係に悩んでいた小泉さんは少し彼について掴めてはいる。

だが彼が自分にたいして何も感じてない、と断言されたらどう反応するだろうか?

想像するのは容易いが、想像したくない。

希望があるとすれば自分の直感と推理が間違っていることだ。

これが間違っていて、天海くんが小泉さんにベタ惚れ、そんな風になっているなら正直最高だ。

だが最悪なことに、今回の自分の推測は大きな確信があった。

最原(どうしてこういうときに限って、頭が冴え渡るのだろうか……)

胸を撫で下ろしながら僕は、まるで恋する男子のように彼女に対して覚悟を決めた。

真実、嘘、どちらを選んでも彼女は救われないかもしれない。

それでも──



今宵、僕は『告白』する。


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