俺「ドキドキくすぐり地獄」
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11:名無しNIPPER[saga]
2019/08/17(土) 14:50:14.74 ID:XDjZCgNN0
「これぐらいで情けないわねー、男のくせに」

右腋の下をくすぐるナツキの指先は意地悪な言葉と裏腹に、他の3人と比べて明らかに優しかった。

人差し指でなぞったり軽くちょんちょんとつついたり、あくまでも繊細でソフトタッチなくすぐり。

しかしサヨリたちとは異なる微弱な指使いが、悪い意味でメリハリとなって俺の腋の下の神経を刺激する。

「なーっはっはっは! ナツキ駄目だ! うひょーっひょっひょっひょ! それは駄目だぁぁ! ひぁぁぁ!」

ナツキの指が腋の下に触れるたびに、俺はヘンな声を出して身体をひくひくと痙攣させてしまう。

「ま、加減はしてあげるから安心して? みんながどうかは知らないけどね」

慈悲深い? ナツキの言葉に感謝などできるはずもなく、俺はびくんびくんと震えながら悲鳴を上げ続けた。


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