八雲みたま「第2回ミラーズカップ開催よ〜♪」
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23: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/08/31(土) 23:45:07.92 ID:CSABgGcv0

やちよ「私ね、正直言うと、魔法少女個々人の強さは、西の子より東の子の方が強いと思ってる。その子みたいに、ものすごく打たれ強い子がいるんだもの」

十七夜(打たれ強いか・・・。確かに、不当な扱いを受け続けて耐え忍んでいる者はそうだろうな・・・)

やちよ「だけど私たちは勝ったわ。五人対五人の数のハンデがない勝負で。それがなんでか十七夜には分かる?」

十七夜「・・・・・・・・」

やちよ「・・・・・・・・」

十七夜「・・・・・・・。先ほど七海と自分が立ち合ったとき、七海は一対一の勝負で雌雄を決しようとする雰囲気があった。それで自分は心が躍った。だか、そこの狂犬が横槍を入れてきて自分は腹立たしく思った」

フェリシア「お、おう・・・。それでオレは尻を叩かれたのか・・・」

十七夜「しかし、そうやって腹立たしく思った時点で既に勝負は決まっていたようだな。チームとはそうやって戦うものだ」

十七夜「自分は一人で戦っている時間が少々長すぎたようだ。そのせいで大切なことを忘れてしまっていた。だからだろうな・・・。眞尾君たちに作戦を求められても、すぐにいい策が思い浮かばなかった・・・」

やちよ「一人で戦っている時間は私も長かったわ。十七夜は私と同じような境遇。私たちは似たもの同士だと思う。・・・でも、私と十七夜で違うことがあるとすればそれは・・・」

十七夜「それは?」

やちよ「・・・・私の方が少しだけ早く、いろはと出会えた事かしら。運がよかったわ、ふふっ」ニコッ

十七夜「・・・・ふむっ、そうか。そうだな。十分に納得のいく理由だ。運も実力の内と言う。潔く負けを認めよう。いいチームを持ったな、七海。うらやましく思う」

やちよ「十七夜にもきっと作れるわよ。いいチーム。その子たちとならね」

十七夜「むっ?」


ひみか「・・・・あのっ! 十七夜さん! 私は気合でなんとかする作戦は間違っていなかったと思います! 毎日気合で生きている私にとっては分かりやすくていい作戦でした!」

れいら「うんっ! だってすごく勇気がもらえたから! 十七夜さんの言うことだから最後まで諦めないで戦えました!」

せいか「・・・! ・・・!」コクッ コクッ

みと「足りなかったのは私たちの実力だよねー・・・・」

やちよ「いいえ、そんなことないと思うわ。だって、この試合は十七夜さえなんとかできれば簡単に勝てると思っていたけど、残ったあなたたちは思った以上に機転は利くし粘り強いんだもの。結構焦らされたわ」

十七夜「自分もそう思う。君たちの素質は十分にある。敗因はやはり全員で強調するチームワークの不足だろう。守りが得意な眞尾君が攻めに行ったり、心を繋げた連携技が得意な伊吹君たちが守りに入ったり・・・今思えば無茶苦茶な戦い方だ・・・」

十七夜「今回の試合で頼りない部分を見せてしまったが・・・。皆・・・今一度自分を信じて付いてきてはくれないだろうか・・・?」

れいら「私は最初からそのつもりですよっ! 十七夜さんが安心して背中を預けられるくらいに強くなりますから!」

みと「なぎたん! 私もっと強くなりたい! なぎたんみたいにかっこよくなりたい! だから色んなこと教えて!」

せいか「わ、わた、私・・・も・・・っ!」

ひみか「はっ! もしかしてこれは新しいビジネスチャンス?! 十七夜さん直伝の戦闘スタイルを身に着けて傭兵で荒稼ぎ・・・とか!」


十七夜「君たち・・・。ああっ・・・!」

十七夜「七海。自分は一から最高のチームを作ろう。その時はまた是非、手合わせを願う・・・!」

やちよ「ええ。楽しみに待っているわ」ニコッ



みたま「・・・・・・・」

みたま(・・・ありがとう、やちよさん)






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