魔術師「探偵業はじめました」剣士「消えた恋人を探せ!の巻」
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47: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:11:50.86 ID:9/hp5Brp0
〈その日の夕方〉

魔術師「ふぁ〜あ。よく寝たぁ」スタスタ

剣士「おそよう魔術師さん」
以下略 AAS



48: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:12:34.22 ID:9/hp5Brp0
魔術師「まず最初に依頼を聞いたときは、ただ単に青年くんが人間の彼女に愛想を尽かされただけかと思った」

魔術師「だが、もし本当にそうだとしたら、何かしらの形で『お前とはもうやってられねー!』っていう意思表示をする必要があるだろ?」

魔術師「何も言わずに出て行かれたら、残された人間は九分九厘ソイツを探しに出るだろう」
以下略 AAS



49: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:13:05.11 ID:9/hp5Brp0
剣士「あの魔力で封じられてたアクアリウム?」

魔術師「ああ。但しアレはアクアリウムなんかじゃない。海の生態系を忠実に再現した…つまりはセイレーンの住めるような環境を作り上げた水槽だ」

魔術師「よーく思い出してみればわかると思うが、あの水槽には海藻が入ってたろ?」
以下略 AAS



50: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:14:01.98 ID:9/hp5Brp0
剣士「ふむふむ。じゃあ最後、セイレーンさんの居場所はどうやって特定したの?」

魔術師「それも簡単だ。さっき言った通り、セイレーンは海の中でしか暮らせない。これだけでもだいぶ絞れるな」

魔術師「もしかしたら地上に居るのかもしれなかったが、まる一日ずっと水に触れないのは水棲魔族的に厳しいはずだ」
以下略 AAS



51: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:14:35.88 ID:9/hp5Brp0
魔術師「ざっとこんなもんか。お前は明日も授業があるんだろ?そろそろ帰らないと寮の門限に間に合わねーぞ」

剣士「ホントだ、もう行かないと!」

剣士「じゃあね魔術師さん!」バタバタ
以下略 AAS



52: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:15:29.88 ID:9/hp5Brp0
【玄関】

魔術師「あれっ、君は昨日の!何か依頼か?」

ハーピー「いいえ、面接に来ました」ズイッ
以下略 AAS



53: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:16:33.13 ID:9/hp5Brp0
【応接間】

魔術師「粗コーヒーですが」ゴトッ

ハーピー「あ、おかまいなく(粗茶じゃないんだ…)」
以下略 AAS



54: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:17:07.61 ID:9/hp5Brp0
魔術師「突然押しかけてきてなに言ってんだか」

ハーピー「だってあなた達のお仕事、とっても楽しそうだったんですもん」

ハーピー「海辺で魔術師さんを待ってる間、剣士くんと世間話して時間を潰してたんですけど」
以下略 AAS



55: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:17:54.25 ID:9/hp5Brp0
魔術師「用件はそれだけか?もう日も落ちてきたし、そろそろ店じまいしようかと思ってたんだが」

ハーピー「待ってください、お渡ししたいものが…」ゴソゴソ

ハーピー「はい!青年くん達からの依頼状です。私の分と合わせて三枚」パサッ
以下略 AAS



56: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:18:55.58 ID:9/hp5Brp0
魔術師「うわぁ…!なんだか嬉しいな」

ハーピー「私はもちろん出席しますけど、魔術師さんはどうします?」

魔術師「聞くまでもねーだろ?」
以下略 AAS



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