30:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:56:54.07 ID:T5VGsdE90
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響「――はぁ、はぁ……ど、どうだ! 伊織、どっちの勝ち!?」
歌い終え、響は息を切らせながら伊織に判定を求める。
伊織はそんな響に向けて薄く笑い、
伊織「そうね。まぁ、そんな気はしてたけど……やっぱり千早の勝ちね」
響「うがーーーー! 悔しいぞーーーーーー!!!
確かにちょびっとだけ負けてたかなとは思ってたけど……。でもやっぱり悔しいーーーー!!!」
伊織「今回は仕方ないわよ。千早はこの曲をずっと練習してたわけだし……。
って、こんな感じで良かったの、千早? なんか勝手に勝敗で盛り上がっちゃったけど」
千早「……」
伊織の問いに、千早は答えない。
ただ黙って胸元に手を置き、俯いているその姿は、自身の鼓動を確かめているように見えた。
そんな千早に伊織が改めて声をかけようとした、その直前。
千早「ありがとう、我那覇さん、水瀬さん……。
二人のおかげで改めて確認できたわ。この曲に私が求めているものが、何なのか」
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