29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/10/06(日) 20:54:31.84 ID:T5VGsdE90
千早「……そうよね。ごめんなさい、無理を言って」
きっぱりと断った伊織ではあるが、中途半端に引き受けないのも千早を思ってのこと。
それを千早自身も理解しており、謝罪を口にしながら微笑んだ。
その表情に感じたのは気まずさか、面映ゆさか、
伊織は千早から目を逸らして響に問いかける。
伊織「で、あんたはどうなのよ? 今から歌えそうなの?」
すると響は、待ってましたとばかりに胸を張り、ふふんと鼻を鳴らした。
響「もちろん、歌えるぞ! 自分、ダンスだけじゃなくて歌もカンペキだからね!
この曲でだって、千早に『勝ってみせる』!」
千早「っ!」
響「あ、でもちょっと待ってて。一応! 一応歌詞とか確認するから!
けどすぐに準備できるから、千早もちゃんと体温めておいてよね!
練習だからって、負けるつもりはないぞ!」
伊織「そういうことなら、私は審査員でもやってあげようかしら。
どっちの勝ちか、ちゃんと見ててあげるからがんばんなさい。にひひっ♪」
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