32:名無しNIPPER[saga]
2019/10/06(日) 20:58:27.69 ID:T5VGsdE90
そうして最後はずいぶん騒がしく、響たちはレッスンルームを去っていった。
千早は微笑みを浮かべてしばらく扉を見つめた後、
表情を改めてプロデューサーから送られた動画を見返す。
……0%。
心の中でもう一度呟く。
そう、この動画の私と静香は、この曲をまったく表現できていない。
私だけでは駄目なんだ。
静香と二人で……同じ気持ちで歌わなければ、駄目なんだ。
けど、今のままでは絶対に気持ちは合わない。
これが正解かは分からないけれど……。
でも、お願い。
気付いて。
あなたが自分で気付かなければ、きっと私が駄目になる。
だからお願い。
私はあなたを待っているから……。
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