黒埼ちとせ「私の、すけべ魔法使い」
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4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/10/14(月) 01:07:41.63 ID:8UFKsoQO0
夕方



千夜「お嬢さま、これを」

ちとせ「なにこれ?」

千夜「防犯ブザーです」

ちとせ「子供扱いしてる?」

千夜「遠慮なさらず。1ヶ月ほど早いですが誕生日プレゼントと思っていただければ」

ちとせ「いらないもの押しつけられた挙句、誕生日プレゼント枠まで消費されちゃたまったもんじゃないなぁ」

千夜「しかし、あの男とデートですよ? 用心に越したことはないかと」

ちとせ「大丈夫だって。手を出す度胸なんてないんだから」

千夜「………わかりました。お嬢さまが、そう言うなら」


P「もういいか?」

千夜「お前、これだけは言っておきます」

P「ん?」

千夜「お嬢さまは少しでも気を抜くとふらふらどこかへ行ってしまうので、何か厄介ごとに巻き込まれないようにしっかり見張っておくように」

ちとせ「あれ? ひょっとして、千夜ちゃんが心配してたのって魔法使いじゃなくて私の行動?」

千夜「この男が信用ならないなら、とうの昔に首を切っています」

P「実は命の危機に晒されていた事実に震えが止まらない」

千夜「比喩ですが」

P「知ってる。こっちの返しも比喩の表現だ」

ちとせ「ひゅーひゅー♪」

千夜「今のは、『比喩(ひゆ)』と『ひゅ』をかけたオヤジギャグです」

ちとせ「お嬢さまギャグだよ?」

P「………ぶふっ」

ちとせ「よし、時間差で効いたっ」

千夜「お前も大概笑いの沸点が低いですね」

P「笑いは万能の魔法だからな」

ちとせ「もうそのフレーズ自体が万能と化してるよね」

P「世の中楽しんだもの勝ちだ」

ちとせ「それ、同意見♪ かけがえのない今を楽しもう♪」

千夜「お嬢さまが楽しんでいるならなによりです。頼みましたよ、お前」

P「わかった。ばっちりお嬢さまのエスコートをしてくるよ」

ちとせ「千夜ちゃん、晩御飯は3人分でね♪」

千夜「かしこまりました」


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