【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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37: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2019/11/30(土) 16:40:56.52 ID:5uemCYmX0
マクベス『ガロン王様の正体……ですか?』

カムイ「はい……」

マクベス『ふん、この期に及んでつまらないことを聞いてくるものだ。ガロン王様は暗夜の王であり、この世界を統べる御方です。そして、私にとって唯一の主君、それ以外の答えはありません』

カムイ(そう、マクベスさんはガロン王を信じている。マクベスさんは長くガロン王に仕えてきたのですから、この言葉に嘘偽りはないでしょう。だからこそ、私は伝えなくてはいけないんです。それが奴に利用されているという事を)

カムイ「それがマクベスさんにとってのガロン王なのでしょう。でも、今いるガロン王はあなたが信じているガロン王ではないんです。ガロン王の皮を被った紛い物でしかありません」

マクベス『……紛い物?』

カムイ「ガロン王はもう死んでいます。今、あなたが従っているガロン王は別人なんです。奴はただ人を殺す為だけにガロン王に成りすまし、戦いを行うための道具にしている。そこにはガロン王が掲げ、あなたが信じているような覇道もなにもありません」

マクベス『……』

カムイ「もう、マクベスさんが信じているガロン王はいないんです。だから――」

マクベス『こうして争う必要は無い、そう言いたいのですかな?』

カムイ「……そうです」

マクベス『……争う必要はないですか。ふっ、まったく面白いことを言う。まさか、そのようなつまらないことを口にしてくるとは思いませんでした』

カムイ「マクベスさん、信じられない話だとは思います! でも、今あなたが従っているガロン王は――」

マクベス『カムイ王女、どうやら私の言葉をちゃんと理解出来ていないようですね。言ったはずです、ガロン王様は私にとって唯一の主君だと、それはどのような状況であっても変わらない。たとえ――』






マクベス『あなたの言ったことが真実であったとしても、私が戦う意味は変わることはありません』



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