【FEif】カムイ「私の……最後の願いを聞いてくれますか?」―7―
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38: ◆P2J2qxwRPm2A[saga]
2019/11/30(土) 16:44:21.09 ID:5uemCYmX0
カムイ「……え?」

マクベス『……』

カムイ「マクベスさん。まさか、あなたは……」

マークス「カムイ……」スッ

カムイ「マークス兄さん」

マークス「マクベス。それが、お前の正義と言う事か?」

マークス「……どうなのだ、マクベス?」

マクベス『私は正義のためなどという信念で戦ってなどいません。私は主君、ガロン王様のために戦うのです。それ以外のことなど考える必要もない。すべてはガロン王様のため、ガロン王様が作り上げる世界のため、それ以外のことに費やす時間も力もありはしませんよ』

マークス「そうか……。それ故に退くつもりはないのだろう?」

マクベス『ええ、あなた方をここへ招き入れたのは戦うためですので。あなた方をこの手で殺し、再びガロン王様が求めた世界にしていくため。だからこそ、あなたと相容れることはないでしょう。あなたの求める世界の形と、私の求める世界の形は全く別物。ガロン王様が築いた暗夜王国とそこから広がる世界こそが、私が生きるすべてなのです。故に戦う以外の道はないのですよ、カムイ王女』

カムイ「マクベスさん……」

マクベス『……』

カムイ(この意思は私の言葉で揺らぎはしないでしょう。それほどにマクベスさんの言葉には明確な信念と、そして私が求めてやまない和解に対する拒絶が見える。みんなが思っていたように、マクベスさんの意思は変わらない。とても真っ直ぐなこの意思を折る術を私は知らない。なら、それに対して私がするべきことは、一つだけです)チャキッ

カムイ「私には倒さなくてはならない敵がいます。それを打つためにもあなたをここで打ちます。あなたのその信念に全力で挑ませてもらいますよ、マクベスさん」

マクベス『ふっ、いいでしょう。ですが、ここであなた方を打つのは私のほうです。精々悪あがきに徹することですな』

 シュオンッ!


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