タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part7
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344:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/05(木) 16:36:37.73 ID:fFWLcmEQ0
>>343続き

 ところでその家のことに移ろう。その家に住んでいるのはただ一人ではなかった。とはいってもそれは同一の人物が住み続けていることを意味しはしない。

 その家に住む人間は襲名制なのだった。そこに入った人間を連れ込んで自分の後継にしなければ、決して抜け出せない。
その家の中ですることは、ひたすら箱を作ることだった。箱を作り、ひっそりと運ばれてくるものを詰める。それで一日が終わる。
また、食事もない。その理由については後述する。楽しみなどない、無間地獄だ。かれは囚われているのだ。次の人間が来るまでの、ひたすらのつなぎ役になることが要求される。……

 その食事が要らないわけというのは、囚われているから想像できた読者もいるだろうが、寄生というか、憑依されるためである。
それはMr.Boxと名乗る。彼は人に取り憑き、延々と箱を作りものを詰める作業を強いる。詰めるものに制限はない。あえて言えば、物理的に可能なものというくらいだ。
ただ、体の自由は奪われても、意識は残っているので、汚物などを扱うときの嫌悪感は想像に難くない。それが一生涯続く拷問生活。

それゆえ、日々衰える憑依先の体力を補うために新しい人間を求めるのである。Mr.Boxは箱状の場所にならどこにだって行ける。肉体を持たないなら、壁を伝って素早い移動ができる。
ただし単体ではあまり長く活動できないので、基本は憑依した人間の肉体で移動し閉じこめ、壁に張りつくことになる。
そのように部屋を丸々多い、だんだん部屋の中心に追い込み、取り憑く。これがMr.Boxの寄生方法である。ただし前面に広がる前だと簡単に突破されるから、なるべく狭いところに追い込むのだ。
一度取り憑いたのち切り離された肉体は大概もう使えないくらいボロボロだから、失敗は許されない。


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