高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「お互いを待つカフェで」
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26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/11/17(日) 19:06:17.37 ID:i6ln0z2d0
加蓮「お待たせっ」

藍子「……あっ。加蓮ちゃん。こんにちは♪」

加蓮「ごめんね遅くなって? こんにちは、藍子。……って、なんか考え事?」

藍子「ふふ、ちょっとだけ。加蓮ちゃんを待っている間に、加蓮ちゃんのことを考えていました」

加蓮「えー私のこと? なになに――いやごめん、なんかそれ聞かない方がいいことな気が……。でも気になる……。藍子が私のどんな悪口を思い浮かべてたのか――」

藍子「悪口じゃないですっ。確かに、いつもはあまり考えないことかもしれませんけれど、悪口ではないです!」

加蓮「ふふっ。なんてね。店員さーんっ。こんにちは。ココア1つお願いー」


ひとかけらの雲は、加蓮ちゃんがやってくるのと同時に散っていきました。店員さんとのやり取りでもまた笑顔が増えた加蓮ちゃんを見て、思わず頬を緩めながら――
私は、ファンレターをまた取り出しながら、テーブルに広げていきました。


藍子「加蓮ちゃん。これ、ファンの方から頂いたファンレターなんですけれど。ほら、ここ。ここっ」

加蓮「おー、相変わらず順調じゃん……え、待って、なんか私の名前入ってんだけど。これ藍子宛てのだよね?」

藍子「そうなんですよ〜。最近、私のファンレターによく、加蓮ちゃんの名前が入るようになって――」


心の奥底から生まれたちいさな思いつきは、石ころの下へ。

私がお話したり、加蓮ちゃんがお話したり、そんな時間がまた始まります。


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