女「私、あなたのことが好きになってしまいました」
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31: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2019/12/13(金) 21:59:32.74 ID:8bowcbh90
 女「それは」 
  
 口を噤んで、息を吐いた。 
  
 男「うん」 
  
 その吐息は、今日の寒さを表すには持って来いの白さだった。 
  
 女「男さんが、いつもつけてくれるから」 
  
 小さな声だった。 
  
 男「ぼ、僕が?」 
  
 確かに、いつも学校に来て、ストーブをつけるのは僕だった。 
  
 男「確かに、僕がいつもつけてたね。そうだったそうだった」 
  
 頭を軽く掻く。この言葉の意味が、僕には理解できない。 
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