38: ◆d26MZoI9xM
2019/12/16(月) 01:01:04.65 ID:nY0iWbpOO
「早起きしてジョギングしようと思ったんですっ。でも流石にこんなに雪が降っていたら難しいですね」
一晩あければ悪い夢が醒めてくれることを期待していたのに、待っていたのは余計意味不明な光景。女子寮ごと北国にワープしてしまった感覚に陥ってしまうが周りの風景は昨日と変わりがない。
「今日李衣菜殿と美嘉殿の家に行くんでしたよね? しかしこの天候、まともに運転できなさそうですが冬用タイヤの用意はあるのですか?」
「ああ、それならご心配なく。社用車のタイヤはいわゆるオールシーズンタイヤってやつだからこれくらいの雪でも問題はないはずだよ」
「なるほど! 流石プロデューサー殿、いざという時の準備はバッチリでありますな!」
そこまで褒められるとこそばゆい。というか別に俺がタイヤの準備をしたわけじゃないしな。
「とりあえず朝ごはんを食べたら一度車を出してみるよ。誰か見つけたら拾っていけば良いし」
天候も天候なため今日のところは周辺の探索をなしにして、俺たちだけで李衣菜と美嘉の家に向かうことになった。ただ懸念事項が一つ。
「風邪ひかないかとか心配してる顔してる」
「バレたか
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