スタンガン娘「観念しなさい!」テロリスト「ま、待て! 私は君を助けに……!」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/28(火) 22:46:19.23 ID:wSMTfuWsO
「う、う……っ」
「あ、気がついたかい? 良かった……」

目を開くと、私は膝枕をされていた。
ほっとしたような保護者の顔が愛しくて。
思わず手を伸ばして、整った顔立ちに触れた。

「ふふっ……くすぐったいよ」
「これで私のこと、許してくれた……?」
「初めから怒ってなんかないさ」

知ってる。そうだろうとは思っていた。
それでも私は自分に罰を与えたかった。
そうしないと、近づく資格がないから。

「これから、もっとあなたに甘えていい?」
「もちろんだとも」
「私、これからも傍に居ていい?」
「当たり前だ」

良かった。本当に良かったと、心から思う。
それならば、痛い思いをした甲斐があった。
私がほっと安堵していると、おずおずと。

「あ、あのさ……」
「なに?」
「君に折り入って頼みがあるんだけど……」

私に頼みなんて珍しい。初めてだ。
これはもしかして仕事の依頼だろうか。
なんにせよ、働く機会を得る好機だと思った。


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