タツマキ「サイタマにもチョコを渡したの?」フブキ「ええ、義理だけど……」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/14(金) 23:51:33.98 ID:bFVACeXFO
「さてと……どうしたもんかしら」

急ぎ自宅マンションに戻った私は、調理場という名の戦場に降り立ち、怪人チョコレートマン相手に悪戦苦闘しながらも辛くも勝利した。

「よし……出来た」

見た目はアレだが、チョコはチョコだ。
食べられないことはないだろう。
しかしながら、少々張り切り過ぎて作り上げたこの前衛芸術作品を、どうラッピングするか。

「わざわざラッピングする必要はないわね」

たしかに可愛くラッピングすれば見栄えは良いが、それを開けるのは至極面倒臭いものだ。
フブキから受け取ったチョコレートの包み紙をビリビリに破いて開け、中身を貪った私はそう結論付けて、丸まんま手渡すことに決めた。

「ふふっ……待ってなさい、サイタマ。今からあんたをこの私が『戦慄』させてあげるわ」

私の名前はタツマキ。
『戦慄のタツマキ』と、人は呼ぶ。
その名の通り、サイタマを戦慄させてやろう。


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