タツマキ「サイタマにもチョコを渡したの?」フブキ「ええ、義理だけど……」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/14(金) 23:52:59.55 ID:bFVACeXFO
ピンポーン。

ピンポーン、ピンポーン。

ピンポン、ピンポン、ピンポン、ピンポーン。

「ちょっと! 開けなさいサイタマ! 居るのはわかってんのよ! 神妙にしなさい!!」

ドンドン! ドンドンドンドン! ドガッ!!

「そう、怖気付いたってわけね。それなら……」

何度呼び鈴を鳴らしても、玄関のドアを叩いても、サイタマの部屋の中からは音沙汰がなく。
今日奴がフブキからチョコレートを貰ったことは事前に調べがついているので、恐らく夢中になって妹のチョコを貪り食らっているのだろうと当たりをつけた私は強硬手段に打って出た。

「ふんぬっ」

ミシミシ……ドギャンッ!!

「ふん……この私相手に居留守をするなら戦車よりも分厚い鋼板をドアに張っておくことね」

超能力でサイタマの部屋のドアを打ち破り、勝ち誇った私は悠々と室内に入り、そして愕然とした。

「げほっ……げほっ」
「……えっ?」

寒々しいサイタマの部屋に敷かれた、布団。
そこに弱った彼が横たわり、咳き込んでいる。
一目置いているヒーローが、床に伏せていた。


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