男「帰りのコンビニと、美味しい肉まんと、いつものギャル」-SS速報VIP

男「帰りのコンビニと、美味しい肉まんと、いつものギャル」

↓ 1- 覧 板 20

116: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:02:13.58 ID:Iye83NiB0
女「……そっか」

男「んむっ」

残りの肉まんを僕の口に突きつけた。

117: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:02:40.82 ID:Iye83NiB0
男「……」

女「私たち、名前も知らないんだよ？」

男「う、うん」

118: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:03:08.34 ID:Iye83NiB0
男「……」

僕は。

『友達』としてすら認められていなかったってことか。

119: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:03:36.37 ID:Iye83NiB0
男「ごめん……」

僕は、やっぱり。

ダメなやつだったんだ。

120: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:04:02.69 ID:Iye83NiB0
男「そ、それってどういう……？」

女「そのまんまの意味！　ほら、答える！」

全然話が読めない！　整理したいのに！

121: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:04:34.33 ID:Iye83NiB0
女「ぷっ！　あはははははっ！」

いつも以上に大きな声で笑う。

女「うんっ、恋人ね。いいよっ」

122: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:05:06.18 ID:Iye83NiB0
女「自然体でいられる人と一緒にいられるのって、悪くないよ」

男「で、でも……」

女「うん？」

123: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:05:47.94 ID:Iye83NiB0
男「気づいてないって……」

女「よーく私を見てよ」

そういうと、身体をぐるっと回って見せる。

124: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:06:13.69 ID:Iye83NiB0
女「髪色、変えたの」

男「……あっ」

女「今気づいたの！？」

125: ◆qhZgDsXIyvBi[saga]
2020/02/18(火) 23:06:52.17 ID:Iye83NiB0
男「ご、ごめん、わからなかった」

女「鈍感だなぁ、もうっ」

怒らせてしまった。

136Res/45.87 KB