森嶋帆高「俺は、そんな夏美さんが好きですよ」須賀夏美「へっ?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:29:13.71 ID:jYVo7zbZO
「それで、答えは?」
「む、難しすぎて、よくわかりません」

思い当たる節は多々あるのだが、どれも違うような気がして、そのひとつでも言葉にすれば不正解であることが判明しそうで、怖かった。

「ふうん? 偉いね、少年は」
「えっ?」

不意に褒められで目を丸くすると夏美さんは。

「いっぱいありすぎてわかりませんとか、それこそ下ネタに逃げたりせずに、ちゃんと真摯に向き合うキミは偉い。もっと自信を持ちな」

そんな、まるで年上のお姉さんみたいなことを言う彼女は先程の醜態からは想像もつかない程に大人で、なんだか遠い存在に感じられた。

「誰かを好きになる理由はそれこそ星の数ほどにあるけれど、その中でも私がひときわ美しいと思うのは、いまのキミの顔に表れている」
「俺の、顔に……?」
「ひたむきに誰かを想う気持ち。それが恋愛感情の全てと言っても過言ではないと、私は思う」

夏美さん。あなたは何者で、誰なんですか。


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