森嶋帆高「俺は、そんな夏美さんが好きですよ」須賀夏美「へっ?」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:26:57.46 ID:jYVo7zbZO
「じゃあ、聞き方を変えよう」
「なにがなんでも追求するんですね……」
「当たり前じゃないの。じゃあ、そうだな……」

まるで大阪のおばちゃんの如く詮索好きなお姉さんは顎に手をやって暫し考え、こう尋ねた。

「その人のどんなところに惹かれる?」
「随分と抽象的な質問ですね……」
「じゃあ、もっと具体的に聞こうか?」
「結構です」

きっぱりお断りを入れてから熟考する。
天野陽菜のどこに惹かれたか。彼女の魅力。
童顔なところ。いや、そうじゃない。
時折見せる、無邪気な仕草。近づいている。
発展途上の胸に対する、期待。絶対に違う。

「帆高くーん? いま、最低な顔してるよ?」
「し、してませんよ、そんな顔!」
「あと数年後の収穫が楽しみじゃ、ぐへへ……みたいな顔してたから、お姉さんには何考えてるかすぐわかったよ。ほどほどにしときなさい」
「ご、ごめんなさいでした」

客観的に指摘されると思わず平謝りしてしまうほどに、僕はゲス野郎だなと、心底反省した。


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