森嶋帆高「俺は、そんな夏美さんが好きですよ」須賀夏美「へっ?」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/02/21(金) 01:35:48.17 ID:jYVo7zbZO
「下着は脱いだほうがいい?」
「脱がないでください! 今のご時世、世の中ほんと厳しいんですから! 絶対駄目です!」
「ちぇっ……帆高くんのけちんぼ」

僕がケチなわけではない。断じて。
ケチではなくエチケット。マナーである。
放尿は下着ごし。絹ごしおしっこに限る。

「帆高くん、またえっちな顔してる」
「し、してませんよ!」
「喉ごしがどうとか……」
「なんで飲むことが前提なんですか!?」

この人は、僕をなんだと思っているのだろう。
流石の僕でも一番搾りを直飲みなんてしない。
やはりグラスかなんかに注いでからじっくり。

「ごめんね、流石に飲ませる気はないよ?」
「そんな……これだけ期待させといて」
「また今度ね?」
「っ……はいっ! 約束ですよ!」

なんてやり取りをしつつ、もしかしたら僕はバカなのだろうかと自分自身が信じられなくなっていると、不意に夏美さんに手を握られて。

「ごめんね、帆高くん」
「夏美さん……?」
「私、帆高くんに嫌われるのが怖くて」

そう語る夏美さんの手が震えていることに気づいた僕は、居ても立っても居られずに、つい。

「お、俺も一緒にしますから!」
「帆高、くん……?」
「あなたをひとりになんて、絶対しません!」

ただこの人を孤独になんてさせたくなかった。


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