上杉風太郎「お前、最近無防備過ぎないか?」中野二乃「フー君のえっち」
1- 20
2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/12(木) 23:16:26.15 ID:iaech2wEO
「なあ、二乃」
「ん? 何?」
「お前、最近無防備過ぎないか?」

指摘の通り、私は完全に無防備だ。
五つ子の妹である三玖と口論の絶えない私は基本的に家庭教師であるフー君こと上杉風太郎が自作した問題集を自室で解いて勉強している。

週に一度、様子を見るがてらフー君が採点する際は事前に入浴を済ませて身体を隅々までキレイに洗ってから個人レッスンに備えていた。
勉強が終わればあとは寝るだけなので当然寝巻きに着替えており、下着も身に着けていない。
わざとガードの甘い胸元から素肌が彼に見えていると知りながらも、私はそれを隠さずに。

「フー君のえっち」
「バカ。揶揄うなよ」
「すっごくやらしい視線を感じたんだけど?」

まあ、だからと言って何も起こらないのだが。

「ごほん。そんなことはともかく……」
「あ、誤魔化した」
「だから、揶揄うなって言ってるだろ」

わざとらしく咳払いなんぞして私の誘惑から目を背けるお堅い家庭教師を揶揄いつつ、促す。

「それで、なに?」
「ああ、採点を待っている間、手持ち無沙汰だろうから世間話でもしようかと思ってさ」

その提案を聞き、思わず噴き出しそうになる。
きっと、現在の状況が居た堪れなかったのだ。
だから、気を紛らせようとしているのだろう。

「いいわよ、どうせ暇だし」

そこまで察して私はその提案に乗ってあげた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
12Res/12.53 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice