上杉風太郎「お前、最近無防備過ぎないか?」中野二乃「フー君のえっち」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/12(木) 23:23:46.26 ID:iaech2wEO
「採点、終わったぞ」
「どうだった?」
「まずまずだ」
「良くなってるってことよね?」
「まあ、そうとも言えるな」
「だったら、存分に褒めなさいな」

そう要求すると、彼はやや躊躇いつつ頭に手を乗せ、おずおずと優しく撫でながら褒めてくれた。

「よくやった、二乃」
「ふひひ……」
「その笑い方はやめろ」

本気で嬉しい時はついつい下品になるものだ。
姉妹たちの前では見せられない、緩んだ表情。
たまにはこうして浮かれるのも悪くないよね。

「しかし、前回と同じ間違いがあったぞ」
「どうせまた引っかけ問題でしょ?」
「人のことは騙す癖に騙され易いとはな」
「フー君が意地悪なのが悪いのよ」
「俺より意地悪な教師なんて山ほど居るぞ」
「ふんだ。どうせ私はチョロい女よ」

そんな風に拗ねて見せると、真に受けた彼はバツの悪そうに頭を掻いて困っているようだ。

「そういうつもりで言ったわけじゃ……」
「私はチョロいから悪い男に引っかったのよ」
「わ、悪い男って……」
「だから、もっと悪戯してもいいのよ?」

お堅い彼を悪の道に堕とすべく、誘惑するも。

「そんな無責任なこと出来るわけないだろう」

結局、彼は鉄壁でありそのガードは崩せない。


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