11:名無しNIPPER[saga]
2020/03/17(火) 21:42:24.84 ID:xmNjixo30
そう思った途端、胸の奥のほうから感じたことの無い種類の嗜虐心が沸いてきた。それは驚くほど強い感情で、ミミちゃんと出会った時に産まれて、今までずっと眠りながら育っていた、わたしの中の根源的な欲求のようなものだった。
この子が欲しい。
「今日、泊まるね」
わたしがそう告げると、ミミちゃんは息を呑んで固まってしまう。何秒も待った後、かくかくとぎこちなく頷く彼女に、穏やかに笑いかけた。
関係を踏み越えようとしたのはミミちゃんの方なんだから、何されたって文句言えないよね。10年もの間、何もされなかったという事実に今更になって腹が立ってきた。わたしがどれだけミミちゃんのことを想っていたか。あなたがわたしの人生の中で、どれだけ大きな存在になってしまったのか。身をもって伝えなければいけない。だから、覚悟してね。
わたしのミミちゃん。
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