3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2020/04/19(日) 22:04:22.34 ID:nO0X6WpI0
  
 「最高のステージだったよ」 
  
 「ふふ」 
  
4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2020/04/19(日) 22:05:28.43 ID:nO0X6WpI0
  
 〇 
  
  ポップアップに弾かれて、再びスポットライトが燦々と射すステージの上へ。 
  
5: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2020/04/19(日) 22:06:23.73 ID:nO0X6WpI0
  
 〇 
  
  鳴り止まぬ歓声と万雷の拍手に背を向け、私はステージを後にする。 
  確かな熱さを感じるほどに眩しいスポットライトは太陽のようで、まだ体が熱を帯びていた。 
6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2020/04/19(日) 22:07:06.04 ID:nO0X6WpI0
  
  私はその返事として、口を「ただいま」の形に動かして、軽く笑顔を見せる。 
  つもりだったのだが、今の舞い上がった気持ちに表情までもが引っ張られてしまい、いーっと歯を見せた満面の笑みになってしまうのだった。 
  
  それに若干の恥ずかしさを覚えていたところ、突然プロデューサーは自分の左胸を両手で抑えるようにして膝から崩れ落ち、「たはー」とでもいうような仕草をする。 
7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2020/04/19(日) 22:07:35.79 ID:nO0X6WpI0
  
 「あと、プロデューサーは後で覚えてて」 
  
  
  そう付け加えるのも忘れない。 
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