もしもし、そこの加蓮さん。
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41:名無しNIPPER[saga]
2020/04/28(火) 21:59:41.67 ID:kH44I3Ym0

アイドル、即ち偶像とは、究極的には『個』。
過日行われた総選挙に代表されるように、この事務所はアイドル同士の激しい競争を是としています。

しかし、ソロレッスンばかり繰り返していては事務所全体としての水準が上がる筈もありません。
他アイドルの強みを自らの武器として身につけさせるため、
基本的なレッスンはグループ単位で行われる事となっています。

事務所創設時からのメンバーである島村卯月。
モデル出身という持ち味を活かす城ヶ崎美嘉。
そして期待の新入り液体生物である北条加蓮。

年の頃も近いこの三人は、こうしてレッスンを共にする機会も多くありました。


驚くべき事に、加蓮はある程度のレッスンを重ねていた二人へ負けじと喰らいついていました。
お陰で一コマ終わる頃には見事に床へとへばりついている加蓮ですが、
そんな彼女を突っつき回しながら無駄話に花を咲かせるのも、
いつの間にやら恒例行事と化して久しくなります。

 「二人はさー」

 「んー?」

 「どしてアイドルになったの?」

ストレッチなのか単にゴロゴロしているだけなのか判断に困る体勢の加蓮に問われ、
卯月と美嘉は顔を見合わせました。


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