古澤頼子「高峯のあの事件簿・マスターピース」
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84: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:48:36.53 ID:RS4SDFXO0
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高峯探偵事務所

都「これがウワサの捜査室モードですね!」

まゆ「ショッピングモールに雪乃さんが閉じ込められた時の……」

のあ「音葉、聞こえるかしら」

音葉『聞こえます……こちらの声は』

のあ「鮮明に聞こえてるわ。状況を説明してちょうだい」

音葉『楓さんから……どうぞ』

楓『古澤頼子が逃走しました。手引きしたのは、大和亜季巡査部長です』

真奈美「大和巡査部長?」

まゆ「亜季さん……?」

真奈美「嘘をつきとおすタイプじゃない、と思っていたが」

のあ「和久井班は全滅ね。ヘレンに確認したかしら」

音葉『はい……15歳までは接触ありません、それ以前だと』

都「かなり前ですね」

のあ「刑事になった時から知っているわ。怪しい動きは、昨日疲れたと言っていたぐらいかしら。留美も同じことを言っていたわね、疲れたのはウソと」

楓『職員駐車場のゲートを破って逃走しました』

のあ「車両追跡は」

音葉『既に逃走した車両は既に発見……清路市街地にはいないかと』

都「そこからの足取りはわかりますか?」

音葉『残念ながら……』

のあ「自動車、自転車、あるいは徒歩」

音葉『不審な車両は見つかっていません……』

都「徒歩となると……まゆさん、地図はありますか?」

まゆ「ありますよぉ、車両が見つかったのは……この辺りですね」

都「まだ1時間は経っていません、警察の目から隠れるとなると半径4kmも動けないでしょう」

まゆ「定規をどうぞ」

都「ありがとうございます」

楓『大和巡査部長のデスクに辞表が置いてありました。中には紙とSDカードが入っていました』

音葉『動画でした……お見せします』

のあ「古澤頼子、服装が汚れていないわね。数日前のものかしら」

頼子『この舞台は私の舞台です。故に、主役にならなければいけません。一番の悪役なので一番の悪役に。私を追うダークヒーローと、彼女を止める正義の味方を、共に振り払いましょう。それでは、ごきげんよう』

真奈美「数日前に用意したなら、まだ古澤頼子のストーリー上か」

のあ「古澤頼子が警察署に来た目的は」

都「共犯者と合流するため、でしょうか。卯美田駅が行動範囲に入ってますね、電車で移動したというのは」

音葉『卯美田駅のカメラに該当する人物は映っていません……体形や歩行様式もわかっています、見逃すことはないかと』

都「公共交通機関は使わないか」

楓『共犯者と合流する以外に、共犯者を動かす目的がありました』

のあ「動かした?」

楓『高橋署長から調査資料が奪われた、と。該当する人物はこの方です』

都「胡散臭い笑顔のおじさんですね、知っていますか?」

まゆ「私はわかりません……」



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