【ガルパンSS】沙織「彼女のうたかた」エリカ「ある日の喫茶店での出会い」
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4:名無しNIPPER[saga]
2020/07/03(金) 01:07:46.04 ID:a4T5KC6j0
生徒会の人たちに戦車道の履修する事を強制されて、みぽりんは本当に困っていた。

色々あってそれでも戦車道をするって決めたみぽりんを少しでも助けられたらって。

そう思って私は履修届を提出したんだよね。


「でも、戦車道に興味を持った理由はモテモテになれる!って聞いたからかな」

「あのねぇ……」


口が滑ったとはこのことだよ。

さっき躊躇った本音がスルリと口から漏れてしまい、予想通り逸見さんの表情に棘が生えてくる。


「や、やっぱり逸見さん的には不純な動機になる?」


恐る恐る尋ねると逸見さんはフンと鼻を鳴らし視線を私から窓の外へと向けた。


「そりゃあね。……まぁでも、そこにいちいち突っかかるつもりもないわよ。良妻賢母の育成は戦車道の理念の一つなんだから。それを目指す過程で結果としてモテるってのはあるでしょうね」

「でも実際のとこはね……」

「悲しい事言うんじゃないわよ……」


切実な実情に逸見さんも同情してくれたようだ。

いや今思えばあの勧誘PVは良い事しか言ってないというか、強めに言うならプロパガンダってやつだったと思う。

それを信じた私がバカだったのかもしれない……

まぁ別に戦車道履修した事を後悔してないから良いけどね。


「逸見さんは彼氏とか作らないの?」


正直、こうやってみると逸見さんはとても綺麗だと思う。

透き通るような白い肌、陽射しで煌めく銀髪。

吊り上がった瞳は彼女を怜悧に映す。

私が知ってる限り黒森峰の中でも一番目立つ容姿をしていると思う。

そんな逸見さんだ、男の人なんて簡単に捕まえられそうなものなんだけど。




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