少女「ボク、魔王になってもいいですよ」
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12: ◆AhbsYJYbSg[saga]
2020/07/24(金) 09:26:11.94 ID:mK+S5nOl0

闇医者「お、落ち着いて落ち着いて。ほら、俺は人間じゃなくてスライムだよ」ドロリ

少女「えっ……」

竜「そいつもスライムダ。
 攻撃特化のスラさんと違って、頭脳に経験値を振り切った変人だゼ」

闇医者「よくいうよねー。君が今生きてるのはその変人のおかげだよ?」

少女「人間じゃ、ない……良かった」ホッ

竜(同種族の人間を異常に怖がるとはな……)

闇医者「俺は竜の主治医をしてるんだ。
 さっき生贄ちゃんが気を失ってるあいだ軽く診せてもらったよ。
 気を失ったのは栄養失調による貧血が原因だね。最後に食事をとったのはいつか思い出せる?」

少女「……たしか……三日前だったと……」

闇医者「それじゃ倒れるのも無理ないね。まず食事……といいたい所だけど、最初から固形物は辛いだろう。まずは液状のものから──」

少女「ボクを殺してください」

竜「……またそれカ」

少女「暗殺者を生かす理由はどこにもないはずです。
 それに……ボクは道具として作られたから、自分で自分を殺すことは禁じられてるんです」

竜「そういう風に仕込まれたってわけダ。自分の意志を持てない道具の人生ネ……くだらねェ」

少女「……!」



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