タツマキ「このハゲも一緒に暮らすから」ブブキ「はあっ!?」
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10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/24(金) 22:05:08.10 ID:5NhpqbcGO
「あ、サイタマ。お風呂空いたわよ」
「ああ。あとで入る」
「あれ? その格好、どうしたの?」

入浴の後、リビングで姉のくるくるの髪の毛をドライヤーで乾かしていると、サイタマが何故か仕事をする際の格好で現れた。

赤、白、黄の生地で作られたマントと衣装。

「ちょっと行ってくる」

高層マンションの屋上から、飛び降りる彼。
はためく真っ白なマントはヒーローらしい。
どうやらサイタマは仕事に向かったようだ。

「怪人の通報なんてないのに……」
「空を見ればわかるわ」

ヒーロー協会から出撃要請がないにも関わらず、出動した彼を訝しんでいると、髪が乾き終った姉が空を指差す。

もう夜の筈なのに、それはあった。

「あれは……雲?」
「怪人よ」

バリバリと紫電を迸らせる、黒雲の塊。
稲妻によってその輪郭が浮かび上がる。
姉の言葉の通り、それは怪人であった。


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