タツマキ「このハゲも一緒に暮らすから」ブブキ「はあっ!?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/24(金) 22:10:15.77 ID:5NhpqbcGO
『オレの名はバイウゼンセン!! この街に暮らす人間共に告げる! 今から1時間後、貴様らは水没するだろう!!』

怪人の名はバイウゼンセン。
そのまんま、梅雨前線の怪人らしい。
そしてその名が示す通り、激しい雨が降り注ぎ、自らの宣告を実行に移した。

「た、大変、お姉ちゃん! 避難しないと!」
「大丈夫よ」

まるで滝のような尋常ではない雨量に慌てた私が避難を促すも、姉は落ち着いていた。
たしかにここは高層マンションの最上階であり、水没の危険性はないにせよ、周囲が海となってしまっては孤立は避けられない。
いくら超能力で空が飛べるとしても、姉はともかく私は滝の中を上手く飛べる自信はない。

だから一刻も早く避難するべきだと私は思ったのだが、姉は別の理由で落ち着いていた。

カッ!!

「っ……!? な、なに!? 今の光は!?」

突如、夜空を白く染めた一条の眩い光線。
それは怪人の雷、ではなくヒーローの一撃。
地上を見ると、『鬼サイボーグ』が居た。


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