千早「私が歌う理由」
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19:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 18:27:43.18 ID:nI3QwB+a0
皆と別れて、優の眠るお墓に来た。今日はあの子の命日だ。

優のお墓の前に水風船を供えて、手を合わせる。

千早(ごめんなさい。私、頑張るから。)

ふと後ろに人の気配を感じて振り返った。

千早「・・・お母さん。」

千種「あなたも来てたのね。」

千早「どうして・・・」

千種「どうしてって・・・今日はあの子の命日でしょう?久しぶりね。元気だった?」

千早「関係ないでしょう。」

千種「え?」

千早「関係ないでしょう、あなたたちには。あなただって本当はそう思ってるんでしょ。

   私たちのことなんか忘れて、もう新しい生活を始めてるくせに!」

たまらず、私はそこから走り出してしまった。

千種「ちょっと、千早!」


後ろから私を呼び止める声が聞こえる。

今更、なんだっていうんだ。



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