29: ◆ivbWs9E0to[saga]
2020/08/02(日) 08:16:59.26 ID:dze2zfkn0
銀色の美しい髪を棚引かせながら、四条貴音は尻で歩いていたのだ。
ある意味ホラーよりも怖い。
この何とも奇怪な鬼ごっこはスタッフのライトに島原エレナが気付くまで続き、スタッフが追いついたころにはエレナは涙やら汗やらでべちょべちょになっていた。
貴音は静かに目を閉じて立ち往生ならぬ座り往生間近となっていた。
それでも人を不快にしない程度には美少女のアイドルって本当に凄い。
プロデューサーは心の底から自社のアイドルを誇りに思った。
「もうぜっっっったいホラーの仕事はやらないからネ‼」
「……」
貴音がプロデューサーに口をきいてくれるまで二週間かかった。
おわり
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