高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:10:34.37 ID:b+VIQ/E60
というわけで。街から水が引くまでの期間は、お店も開店休業状態です。このアクア・アルタが終わると、ネオ・ヴェネツィアに本格的な夏が訪れるそうです。マンホームの日本で言う、梅雨のようなものかもしれません。
二階のテラスでアイさんと何を話すでもなくのんびりと過ごしていると、電話が鳴り響いた。私は急いで受話器を取りに向かった。
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:11:54.72 ID:b+VIQ/E60
いったいどのくらいの時間がたったのかわからないほどのまどろみの中。急に耳慣れた声が聞こえてきた。それは、最近お友達になったばかりの声だった。
「藍子ちゃ〜ん!」
「……ふえ?」
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:13:16.88 ID:b+VIQ/E60
「あ、ここ、水路が近いから、気を付けてね」
「わかった」
あずきちゃんを先頭に、ズンズント進んでいく。水先案内人の制服は足首の長さまで布があるので、片手で裾が濡れないように布をたくし上げながら、もう片方の手でアリア社長の乗るミニゴンドラの紐を引く。
以下略
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:15:28.59 ID:b+VIQ/E60
「ほら、ここが姫屋の支店だよ!」
あずきちゃんが指さす先には、大きくて立派な建物がそびえ立っていた。
「普段はここの寮で生活してるの。さ、入ろう!」
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:17:50.38 ID:b+VIQ/E60
「支店長は頭が固いよ!」
あれから、あずきちゃんは制服を渋々元に戻した。
「もうちょっと自由に着たって良いじゃんねぇ」
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:19:38.63 ID:b+VIQ/E60
「そういえば、さっきの亜子さんって、どういう人なの?」
食堂でご飯を食べて大浴場でお風呂に入った後、あずきちゃんの部屋でおしゃべりをしていた。あずきちゃんに貸してもらった和服風のパジャマは、あずきちゃんの匂いが少しした。
「亜子さん?亜子さんはね、自称ネオ・ヴェネツィア一お金の管理が上手い事務員さんだよ。本当に一番うまいのかどうかはわからないけど」
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:21:44.33 ID:b+VIQ/E60
ここから新しいやつです
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:23:41.43 ID:b+VIQ/E60
愛野アイ「絶対について行っちゃだめだよ!?」
前略
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:26:19.97 ID:b+VIQ/E60
「でも、『でっかい猫の影』って、いったい何のことなんだろう?」
私はアリア社長が通ったであろうとなんとなく思った水路を、ゴンドラを漕ぎながら進む。
「ああ、それは、『猫の王国』伝説ですね」
以下略
AAS
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◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:28:25.78 ID:b+VIQ/E60
「だいぶ漕いでるけど、アリア社長の姿、見当たらないね」
「そうですね」
アリア社長の後を追いかけて狭い水路に入ってから、いったいどれくらいの時間がたっただろうか。私たちの頭上には空があって、お日様が辺りを照らしている。そしてその恩恵を受けようと、洗濯物が水路をまたいで架かっている。ネオ・ヴェネツィアのよく見る風景。日常に溶け込んだいつもの景色。だけど、これは……
以下略
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