高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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78:名無しNIPPER[sage]
2020/11/14(土) 00:20:23.76 ID:5FptOKZA0
再来週(再来月)


79: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:43:41.75 ID:RCe5Jm+v0
高森藍子「秋の始まり、みーつけた!」

前略

あんなに暑かった夏の夜も、気が付けば少し肌寒く感じるようになりました。そういえば、先日一人でネオ・ヴェネツィアの水路を探索していた時なのですが……


80: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:45:23.10 ID:RCe5Jm+v0
昨日よりも涼しい風が吹いているなぁという感じが三日間連続で続いているということは、そろそろこの長かった夏が、私が火星に来てから初めて体験する夏が、終わりを迎え始めているのかと思うと、なんだか少しだけ切ない感じがして、オールを漕ぐ手が少し緩む。

「ゴンドラ通りまーす!」

十字の水路に差し掛かった私はゴンドラを減速させながら他の人に聞こえるようになるべく大きな声で叫ぶ。水路はなにもウンディーネのゴンドラだけが通るのではない。郵便屋さんのゴンドラやみんなの荷物を運ぶ運送用のゴンドラ、はたまた小さなおばあさんが運転する小さな小さな自動操作船なんかも通る、みんなの水路なのだ。
以下略 AAS



81: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:48:16.98 ID:RCe5Jm+v0
「藍子ちゃん。水先案内人が意識しないといけないものの中で、一番忘れがちになってしまうものってなんだと思う?」

アイさんとのやり取りを思い出す。

「忘れがちになってしまうもの、ですか……?」
以下略 AAS



82: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:50:51.09 ID:RCe5Jm+v0
「……あれ、ここは……?」

アイさんの教えを思い出してるうちに、いつの間にか知らない遠くの場所に来てしまったらしい。見たことのない並木水路が目の前に広がっていた。

しばらくゴンドラを漕いでいると、どこからかとても良い匂いが辺りを漂わせていることに気が付いた。
以下略 AAS



83: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:52:14.78 ID:RCe5Jm+v0
「……あれ、ここは……?」

アイさんの教えを思い出してるうちに、いつの間にか知らない遠くの場所に来てしまったらしい。見たことのない並木水路が目の前に広がっていた。

しばらくゴンドラを漕いでいると、どこからかとても良い匂いが辺りを漂わせていることに気が付いた。
以下略 AAS



84: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 18:59:59.07 ID:RCe5Jm+v0
「これは?」

「これは見ての通りじゃがばたよ。おじさんは、じゃがばた屋さんだかんな。看板にも書いてあるだろう?」

言われて私は屋台の看板を見ると、確かにそこには「じゃがばた」の文字があった。
以下略 AAS



85: ◆jsQIWWnULI
2020/11/29(日) 19:02:24.68 ID:RCe5Jm+v0
今回はこれでおしまいです。前回の更新から気が付いたら二カ月たっていました。
今度はそんなに期間を開けないようにしたいです。よろしくお願いします。


86: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:12:08.50 ID:frt3HOpI0
高森藍子「今年の夏を、海に還す」

前略

今日は夜光鈴を海に還す日です。これが終われば、本格的な秋がこのネオ・ヴェネツィアに訪れます。


87: ◆jsQIWWnULI
2020/12/12(土) 20:13:23.55 ID:frt3HOpI0
しゃぼしゃぼ

桃井あずきちゃんの漕ぐオールの音が響く。

しゃぼしゃぼ
以下略 AAS



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