10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/08/11(火) 04:12:39.51 ID:OyIzvWrPO
 ※ ※ ※ 
  
  
  
 幸子「――という事があったのを思い出したんです。プロデューサーさんのような朴念仁な照れ屋さんにカワイイ成分を供給するには、にゃん吉のような強引な甘え方がいいと考え、さちにゃんになりました!」 
  
 武内P「……部屋に入るや否や膝の上で丸くなってしまわれて、どいてくださいとお願いしても――」 
  
 幸子「ンニャー」 
  
 武内P「このように不機嫌そうに鳴くだけて、どいてくれないのです。私がどかそうにも……」 
  
 幸子「別にどかしてもいいんですよー? 膝の上で丸まっているこのボクの、胸や太ももを触わりながらどかしたらいいじゃないですか♪」 
  
 武内P「この体勢の輿水さんに、私ができることがないのです。申し訳ありませんが島村さん、輿水さんをどかしてもらえませんか」 
  
 卯月「……」 
  
 武内P「島村さん?」 
  
  
  
  
  
 卯月「にゃ、にゃあ♪」 
  
  
  
  
  
 武さち『!!?』 
  
 卯月(プロデューサーさんは皆のプロデューサーさんです。その隣に女の人がいるなんて許されません) 
  
 卯月(けど家族なら……猫なら別) 
  
 卯月(プロデューサーさんは誰のモノでもないけど――飼い主は猫のモノ。確かそんな事を、みくちゃんが前に言ってました) 
  
 卯月(プロデューサーさんの猫になれば……プロデューサーさんの尊さを守りながら、プロデューサーさんと――) 
  
 卯月「にゃ〜ん♪」スリスリ 
  
 武内P「し、島村さん!? いけません貴方まで!」 
  
 幸子「そ、そうですよ! プロデューサーさんはボクのモノなんですよ!」 
  
 卯月「プ、プロデューサーさんは私の飼い主だにゃん!」スリスリ、ムニュウ 
  
 武内P「」 
  
 幸子「ちーがーいーまーすー! プロデューサーさんはさちにゃんのモノなんです!」 
  
 卯月「う、うづにゃんのモノです!」 
  
 幸子「フシャーッ!」 
  
 卯月「にゃ、にゃー!」 
  
 武内P「あの……二人とも……体を押し付けるのを止め――――――――――ア」 
  
 幸子「フシャーッ! フシャーッ! ……あ」 
  
 卯月「にゃー! にゃー! にゃ?」 
  
 幸子「これは……まさか?」 
  
 武内P「あの……申し訳ありません」 
  
 幸子「フ、フフフフフフフフフフーン? しか、仕方ないですよね!? か、カワイイボクが上に乗ってあげてるんです! 反応するのは当たり前だにゃあ!」 
  
 卯月「あの……何があったんですか?」 
  
 武内P「いえ、その……」 
  
 幸子「ちょ、ちょっとカワイイ成分を供給しすぎたみたいで……」 
  
 卯月「?」 
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