乃々「なぜが凛さんと机の下にいるんですけど…」
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1: ◆/tUFF3I3JY
2020/08/27(木) 22:10:31.98 ID:vN/BYrR00
乃々「凛さん…」

凛「どうしたの?乃々。」

乃々「い、いえ…なんでもないです。忘れてください…」

乃々(どうしてこんなことに…)

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2: ◆/tUFF3I3JY
2020/08/27(木) 22:12:34.33 ID:vN/BYrR00
-少し前の机の下-

乃々(今日は奈緒さんにおすすめされた漫画を読みましょうか…)

ガチャ
以下略 AAS



3: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:15:41.09 ID:vN/BYrR00
--現在の机の下--

乃々「そして今に至りますけど…」

凛「どうしたの?乃々?いきなり遠くを見つめて。」
以下略 AAS



4: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:19:03.34 ID:vN/BYrR00
凛「そんなことないよ。駄目じゃない…乃々は、前を目指して進めるアイドルだよ」

乃々「森久保は…」

凛「最近はユニットで新しい曲も歌ったじゃん」
以下略 AAS



5: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:21:14.67 ID:vN/BYrR00
凛「そう?他には正月の和装とか」

乃々「あれは森久保なのかと思うくらいに素晴らしい一枚でした。カメラマンさんの腕の良さが身に沁みました…」

凛「フフッ、カメラマンもそうだけど乃々自身が表現できたからだよ」
以下略 AAS



6: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:26:07.88 ID:vN/BYrR00
乃々「ソロ曲は、とても大変でした…応援している人たちに無理に変わらなくてもいい。今のあなたの好きという気持ちを大事にしてほしい。そのことをできる限り伝えたくて、森久保なりにどうすればいいか模索して歌いました…言っておいてなんですが自分の想いを口にするのは何というか恥ずかしいですね…」

凛「そう、なの…」

乃々(…?)
以下略 AAS



7: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:31:55.91 ID:vN/BYrR00
凛「急にやってきて隣に座ってごめんね。自主トレでも「凛さん」

凛「乃々?」

乃々「凛さん…ほめてくださってありがとうございます。それと…最初に謝っておきます、すみませんでした。」
以下略 AAS



8: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:34:35.25 ID:vN/BYrR00
凛「…」

乃々「凛さん…森久保はまだまだ自分に自信が持てなくて、うまく踊れないし歌えないし駄目駄目です」

乃々「でも…それでも…凛さんはこんな森久保を信じてくれています…」
以下略 AAS



9: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:37:13.95 ID:vN/BYrR00
凛「わからなくなったの…どうして、今まで走り続けてこられたのか…」

凛「乃々だけじゃない、皆の成長、というよりは苦難を乗り越えた姿っていうのかな…その景色を見てきて」

凛「じゃあ自分はどう乗り越えてきたのかって…」
以下略 AAS



10: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:39:52.26 ID:vN/BYrR00
凛「皆が一人で立つ姿を見て…今まで、当たり前に立っていた舞台に一人でどう立っていたのか分からなくなったの…」

乃々「凛さん…」

乃々(どうすれば、今の凛さんに私は何を…)
以下略 AAS



11: ◆/tUFF3I3JY
2020/08/27(木) 22:42:03.59 ID:vN/BYrR00
乃々「本当に、本当に凛さんは自分が弱いと…そう思っているのですか…!」

凛「の、乃々?」

乃々「凛さんはこんな何もできない私に…何度も、何度も駄目になりそうな私に声をかけてくれて、踊りや歌を教えてくれて…」
以下略 AAS



12: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:44:31.34 ID:vN/BYrR00
凛「で、でも、このままじゃ」

乃々(今、私が伝えられること、それは…)

乃々「…凛さん、無理に変わろうとしなくても、失敗しても大丈夫ですよ…」
以下略 AAS



13: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:46:39.19 ID:vN/BYrR00
乃々「もし、もしも凛さんが失敗しても…卯月さん、未央さん、奈緒さん、加蓮さん、Pさんが、皆が、助けに来てくれます」

乃々「それに…」

凛「それに…?」
以下略 AAS



14: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:48:42.42 ID:vN/BYrR00
凛「…今までずっと走り続けてきた…辛くても、悔しくても」

乃々「楽しかったから、ですよね…?」

凛「いいの…?今の私がステージに立ったらかっこ悪くて、踊れなくて失敗するかもしれない。」
以下略 AAS



15: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:50:21.69 ID:vN/BYrR00
乃々「凛さん、こんな華奢でちんちくりんな体ですが、好きに使ってもらって大丈夫です…受け止めてみせます…」

凛「あぁ…ありが、とう。」

乃々(それから、凛さんはしばらくの間今までの不安、つらい気持ち、皆への感謝の言葉を吐き出し続けながら、泣き続けた。私はそれを受け止めていた。)
以下略 AAS



16: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:51:37.68 ID:vN/BYrR00
乃々(ただ、確かなことは)

乃々(私の想いを伝えられたこと)

乃々(それが凛さんの明るい未来につながってくれることを祈ります…)


17: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:53:15.12 ID:vN/BYrR00
後日

乃々(奈緒さんから借りた漫画は面白いですね…)

ガチャ
以下略 AAS



18: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:57:19.78 ID:vN/BYrR00
卯月「でも、元気そうでよかったです。最近は思いつめたように見えていましたから…」

加蓮「そうそう、でも今日はすっきりしてて、いつもの凛だったね」

乃々(凛さん、元気そうでよかった)
以下略 AAS



19: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 22:58:47.96 ID:vN/BYrR00
加蓮「あれー?いいの凛?奈緒に乃々取られちゃうよ?」

未央「おやおやー?これは面白いことになってきましたなぁ?」

乃々「えぇ…と…」アタフタ
以下略 AAS



20: ◆/tUFF3I3JY[sage]
2020/08/27(木) 23:00:06.84 ID:vN/BYrR00
加蓮「ちょ、ちょっと待って凛。そ、それ本当?」

卯月「凛ちゃん、そ、その…//」

未央「ま、まさか今日いい表情してたのって…」
以下略 AAS



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