戦士「勇者が甘っちょろすぎてみていられない」
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7:名無しNIPPER
2020/09/18(金) 18:12:24.25 ID:NQo7nb9f0
戦士「そうだな。戦うのが好きなんだよ。戦いっていうか、殺し合いだな。」

勇者「・・・[ピーーー]のが好きなのか?」

困ったような、悲しむような顔をしている。ますます子供みたいだな、と思った。

戦士「そうじゃねえよ。なんつーか・・・
そうだ、こんな話を知ってるか?俺も昔傭兵仲間から聞いたんだが、戦いの中で[ピーーー]ば魂が戦士の館とやらに招かれて、死んだ後も戦い続けられるらしい。その戦士の館はヴァルハラっていうらしいんだが。」

勇者「いや、知らない。初めて聞いた。」

戦士「そうか・・・それとな、どこかの国では格闘技は神聖視されていて、その格闘技のチャンピオンは神に近い存在だと言われてるそうだぜ。」

勇者「それも初耳だ。でもそれが傭兵をしている理由にどうつながるんだ?」

戦士「だから、要するに俺が言いたいのはな、殺し合いほど楽しいことはないってことだよ。命を懸けた戦いに、人間は熱狂する。それを神聖なものだと感じるほどに。戦いの中での死に、救いを見出すほどにな。」

勇者「・・・なるほど。そうか、そういう人たちもいるんだね。」

勇者は興味深そうに頷いている。



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