タツマキ「す、好きじゃないわよ……」サイタマ「じゃあ、やめるか?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/03(土) 22:36:48.53 ID:OrrkKALEO
「ていうか、フブキとはどんな関係よ」

男が現れたのは妹を説教している時である。
ちょっと痛い目に合わせて、妹に自分の弱さをわからせて保護しようとしたタツマキを、あの男は邪魔した。まるで妹を守るように。

「まさか姉妹同時に手を出すつもり……?」

もしもそうだとしたら、とても不誠実だ。
ヒーローの風上にも置けない。許せない。
仮にあの時点で妹と交際していたとして、いや交際まで発展していなかったとしても、ヒーローランキング2位に立ち向かってまで守ろうとする程度には、好意を抱いていた筈。

「なのになんで私を抱きしめるのよ……」

そう、そこがわからない。意味不明である。
あの男がフブキに対して好意らしきものを抱いていたとして、何故姉のほうを抱くのか。

妹の目の前でタツマキを抱きしめれば、きっと誤解されるだろう。それのに、何故。

「最初から私目当てだったってこと……?」

そう考えると辻褄が合う。きっと、そうだ。
奴はタツマキと接触するために妹に近づき利用したのだ。まんまと誘き出されたわけだ。

「な、なによそれ……絶対許せない!」

いくら好きだからって、妹を利用するなんて、そんなの全然男らしくない。最低だ。
憤慨したタツマキは超能力で枕を浮かして、小さな拳でボスボスと何度も殴りつけた。


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