ヴィクトリカ「久城……私も、君のことが大切だ」久城一弥「ヴィクトリカ……」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/06(火) 22:48:03.23 ID:e55HzmPuO
「そうか……よくわかった。久城は……私のことなど、どうでも良いのだな」
「ヴィクトリカ?」
「もういい……寝る」

それっきり、くるりと反対側を向いて、ヴィクトリカは不貞寝した。枕を濡らして。
一弥はそんな彼女の悲壮感漂う背中に手を伸ばしかけて、しかし、触れたら壊れそうで怖くて、何も出来なかった。ただ声をかけた。

「ヴィクトリカ、どうしたの?」
「別にどうもしない」
「でも君、怒ってる」
「怒ってなどいない」

ヴィクトリカはもう怒っていない。
ただただ、ひたすらに、悲しかった。
自分が彼にとってそういう対象に思われてないことが悔しくて、ひたすらに惨めだった。

「怒ってないなら、どうして泣いてるの?」
「ぐすっ……自分で考えたまえ」
「ごめんよ、ヴィクトリカ。僕には君のような溢れる知恵の泉は存在しないんだ」

知恵の泉など、無意味だと、不貞腐れる。
ヴィクトリカの知恵の泉をもってしても大切な相手の気持ちすら、わからないのだから。


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