ヴィクトリカ「久城……私も、君のことが大切だ」久城一弥「ヴィクトリカ……」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/10/06(火) 22:53:50.65 ID:e55HzmPuO
「久城……私も、君のことが大切だ」
「ヴィクトリカ……」
「私の抱くこの想いは、恐らく君が考えている以上に大きく、君が私に抱いているそれと同程度であると、私はそう思っている」

自分の感情を口で説明するのは難しい。
ましてや、これまでそうした意思疎通をしてこなかったのだから尚更だ。ツケを支払う。

「私は……久城。君のことが……」
「好きだよ、ヴィクトリカ」

一弥はやはり、ヴィクトリカに甘い。
過保護な彼が恨めしい。けれど、嬉しい。
自分の口でちゃんと言わなければならないのに、わかっているのに、甘えてしまうのだ。
恐らく、そんな相手はこの星のどこを探しても存在するまい。久城一弥だけが、特別だ。

「……いいかね、久城。君の不安は杞憂だ」
「本当かい?」
「ああ。私は君を絶対に嫌わない。約束だ」
「うん……わかった。じゃあ、言うよ」

小さなヴィクトリカの小指と自分の小指を絡めた一弥は、意を決して、彼女に伝えた。

「僕は君のお尻に触れてみたい」

一弥の願いはちょっとよくわからなかった。


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