ジェノ子「私はジェノ子。先生の弟子だ」タツマキ「弟子? このハゲの?」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 01:52:39.67 ID:Btb/boOPO
「ただいま」
「おかえりなさい、先生」
「いや〜帰り道で犬の糞を踏んじまってさ。悪いけど俺の靴を洗っておいて……」

汚れたブーツをこちらに手渡そうとして、サイタマ先生は固まった。目をごしごし擦る。
そして再びこちらを凝視してから、問うた。

「お前、ジェノスか?」
「違います、先生。俺は……いや、私は今日から『ジェノ子』です。お見知り置きを」

先生が戸惑うのも無理はない。当然の反応。
何せ俺は、いや"私"は生まれ変わったのだ。
女性型ボディに換装して、私は女となった。

「ジェノ子って……意味わかんねえよ」
「先生」
「な、なんだよ」
「"強さ"とは、なんでしょう?」

ずっとその答えを探し求めて、解を得た。

「"強さ"とはつまり、相対的なもの」
「は?」
「戦慄のタツマキやサイタマ先生を観察して理解しました。どう見ても強そうに見えない者こそ、真の強者となる資格を有しているのだと。故に私は敢えて弱者となりました」
「おい、お前さらっと失礼じゃね?」

私は弱くなった。そして真の強さを得た。

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 01:54:57.76 ID:Btb/boOPO
「先生から見て今の私は弱そうですか?」
「むしろ気味が悪くて怖えよ」
「こんなに華奢な腕で私は怪人と渡り合う」

自らの細腕を見やり、小さな拳を作る。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 01:57:17.76 ID:Btb/boOPO
「ごめんな、ジェノス。顔はわりと好みだったけど、やっぱり俺はお前が弱くなるのを見過ごせない。いいか、"強さ"ってのはな」

拳が振り上がる。回避出来ない。動けない。

「相対的なもんじゃなく、絶対的なもんだ」
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 01:59:02.53 ID:Btb/boOPO
「やっぱ1発ぶん殴っておくべきだったか? いや、でも出来れば顔は傷つけたくないな。わりとマジで好みだし……どうしたもんか」

駄々を捏ねる私に困ってしまった先生がどうしたものかと禿頭を抱えていると、上空から。

「ちょっとサイタマ! 誰よその女!!」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 02:00:18.66 ID:Btb/boOPO
「焼却砲ッ!!」

ボ ッ ! !

手のひらから熱線を吐き出す。手応えあり。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 02:02:05.35 ID:Btb/boOPO
「先生」
「どうした、ジェノ子」
「先生は以前タツマキを抱いたのですか?」
「まあ、成り行きで仕方なくな」

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage]
2020/11/16(月) 14:28:41.27 ID:7R3eefgLo
くそう、やられた


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