ジェノ子「私はジェノ子。先生の弟子だ」タツマキ「弟子? このハゲの?」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/16(月) 01:52:39.67 ID:Btb/boOPO
「ただいま」
「おかえりなさい、先生」
「いや〜帰り道で犬の糞を踏んじまってさ。悪いけど俺の靴を洗っておいて……」

汚れたブーツをこちらに手渡そうとして、サイタマ先生は固まった。目をごしごし擦る。
そして再びこちらを凝視してから、問うた。

「お前、ジェノスか?」
「違います、先生。俺は……いや、私は今日から『ジェノ子』です。お見知り置きを」

先生が戸惑うのも無理はない。当然の反応。
何せ俺は、いや"私"は生まれ変わったのだ。
女性型ボディに換装して、私は女となった。

「ジェノ子って……意味わかんねえよ」
「先生」
「な、なんだよ」
「"強さ"とは、なんでしょう?」

ずっとその答えを探し求めて、解を得た。

「"強さ"とはつまり、相対的なもの」
「は?」
「戦慄のタツマキやサイタマ先生を観察して理解しました。どう見ても強そうに見えない者こそ、真の強者となる資格を有しているのだと。故に私は敢えて弱者となりました」
「おい、お前さらっと失礼じゃね?」

私は弱くなった。そして真の強さを得た。

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