キョン「少し席を外すぞ」涼宮ハルヒ「あんたは私を楽しませてくれないの?」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/23(月) 18:51:59.56 ID:A+4cVPJUO
「ねえ」
「ん? どうかしたか?」

基本的には俺から声をかけて涼宮ハルヒにあしらわれるという構図であったが、その日は珍しくハルヒの方から声をかけてきた。

「整った顔立ちってどういう意味よ」
「は? 言葉通りの意味だが」
「要するに、かわいいとか美人って意味?」

口をへの字に曲げて、ボソボソとわけのわからんことを尋ねるハルヒを怪訝に思いつつも、ひとまず頷いて肯定した。

「相違ないが、それがどうかしたか?」
「別に。ただ確認しただけ」

ハルヒは話はこれで終わりと言うように興味なさげに窓の外に視線を移しつつ、続けた。

「容姿について褒められるのは慣れてるけど、未だによくわかんないのよね。そうなろうと思ってこの顔になったわけじゃないし」
「贅沢な悩みだな」
「どこに行っても視線が集まるのは結構不快なのよ。仮面でも被って生活しようかしら」
「悪いことは言わんからやめとけ」

こうした会話を積み重ねていくうちに、涼宮ハルヒという人物は外見だけでなく内面も俺にとって興味深い存在になりつつあった。


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