キョン「少し席を外すぞ」涼宮ハルヒ「あんたは私を楽しませてくれないの?」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/23(月) 18:53:54.09 ID:A+4cVPJUO
「やめとけって言っただろう」
「うるさいわね。ほっといて」

翌日。振り返るとそこに仮面の女が居た。

「どこで買ってきたんだそんなもの」
「昔、お祭りの屋台で買ったのよ」

涼宮ハルヒは銀色の宇宙人のお面を被っており、綺麗な黒髪ロングと相まってとてつもなくシュールな存在と化していた。

「まさかそれを被って登校したのか?」
「余計に人目を引いた気がするわ。失敗ね」

そんなことは実際にやるまでもなく明白であり、だからこそ俺は止めたのだが、涼宮ハルヒは実践してみないと気が済まないらしい。

「せっかくの整った顔立ちが台無しだぜ」
「素直にかわいいとか美人って言えば?」
「そうしたら、素直に笑ってくれるか?」

軽口を返すと、お面の下で涼宮ハルヒが少しだけ笑ったような気がした。気のせいか。

「授業もお面を着けて受ける気か?」
「とりあえず今日一日はこのまま生活してみるわ。何か変化があるかも知れないし」

変化というか涼宮ハルヒは変だ、という事実が校内で加速度的に広まったのは言うまでもない。無論、岡部教諭にお面は没収された。


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