御園かりん「お前の心を盗むのだ!」
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12: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 17:48:15.17 ID:F2WpVU4e0

みふゆ「あらあら。あんなに機嫌が悪かったのに、かりんさん相手には随分と素直ですね」

やちよ「まるで母親とその子供ね」

郁美「んっふふ、かりんママ~♪」


かりん「やちよさん、みふゆさん。見ての通りアリナ先輩はずっとこんな感じなの。とにかく危ないことはしないから、みんなにはそう伝えて欲しいの」

やちよ「そうね。御園さんだったら本当にアリナを更生できるような気がするわ」

みふゆ「でも、それまではワタシたちが心配なので、定期的にこうしてまた様子を見に来てもいいですか?」

かりん「うん。大丈夫なの」

やちよ「ごめんなさいね。ういちゃんの事といい、アリナの事といい、御園さんには色々してもらってなんだか申し訳ないわ。御園さんの方から何か私たちにしてほしいことがあったら教えてもらえるかしら。協力するから」

かりん「えっ? そう? うーん・・・。あっ、それじゃあ、わたしが描いたマンガを読んで欲しいのっ!」

やちよ「御園さんの描いたマンガ?」

かりん「うんっ。読んで感想を聞かせて欲しいの」

やちよ「それくらいお安い御用よ。それに、ういちゃんが御園さんのマンガを絶賛していたから私もちょっと気になってたのよ。是非読ませて頂けるかしら」

みふゆ「そう言われるとワタシも気になりますね。一緒に読ませてください」

郁美「くみもくみも〜」

かりん「はいなの、お願いしますなの」


ペラッ

やちよ「へえ、無人島を探検するのね。面白そう」

ペラッ

みふゆ「ええっ?! 猛獣に襲われちゃうんですかっ?! こ、この次は、早く、早く次のページを!」

ペラッ

郁美「や、やだ・・・お殿様カッコいい・・・///」ウットリ

ペラッ

やちよ「あっ、もう読み終わっちゃった・・・」


かりん「どう? わたしのマンガ」

やちよ「ええ、とても良かったわ。御園さんが可愛いんだもの」

みふゆ「はい、没入感がすごくて、まるで自分がマンガの中に入って可愛いかりんさんと冒険しているような感覚になってしまいました」

郁美「かりんちゃんがかわいくってぇ、くみぃ ふわふわキュンキュン☆ しちゃったぁ〜♪」

かりん「えと、マンガのキャラクターが可愛いってことだよね?」

かりん「えへへ、 やちよさんたちにもそこまで言ってもらえるなんて、わたしすごく嬉しいの!」


やちよ「ところで御園さん。この後の予定は?」ジリッ...

かりん「えっ? うーん。アリナ先輩を帰しちゃったから特にないの。今日はもう帰ってお家でお絵かきしようかな」

やちよ「御園さん、昨日ういちゃんを家に泊めたわよね? ういちゃんだけってずるいと思わない?」ジリッ...

かりん「ず、ずるい・・・? えと・・・よく分からないけど・・・み、みんな、どうしてわたしに じりじり寄ってくるの・・・?」タジッ....


やちよ「御園さん・・・」ニコォ.....

みふゆ「かりんさん・・・」ニコォ....

郁美「かりんちゃぁん・・・♪」ニコォ....


かりん「ひっ・・・」







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