御園かりん「お前の心を盗むのだ!」
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4: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 17:38:52.47 ID:F2WpVU4e0

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メイドカフェ



十七夜「せっかく来てくれたのにお待たせして申し訳ないご主人」

かりん「大丈夫なの。ういちゃんとお話ししてたから」

うい「うん。それだけでわたしは楽しいな」

十七夜「そうか」

かりん「それにしても今日はお客さん多いの」

十七夜「うむ。ハロウィンが近くて、それに関するイベントがあるからな。こういう繁忙期はあがるのが遅くなりそうだ」

かりん「大変そうなの。お仕事がんばってなの」

十七夜「うむ。だがそういう画伯も自分の大切なご主人だ。あまり長い時間は取れず申し訳ないが、今からでもお仕えしよう」

かりん「ありがとうなの。あっ、それじゃあこのマンガを読んで欲しいの! わたしの自信作なの!」

十七夜「ほう。画伯の新作か。それは楽しみだ。拝見しよう」


ペラッ

十七夜「ん? これは以前我々が無人島で過ごしたときのことが元になっているのか? 興味深いな」

ペラッ

十七夜「むっ、この窮地をどう脱する・・・?」

ペラッ

十七夜「なんとっ! これはすごい・・・! 素晴らしい殿様だ・・・!」

ペラッ

十七夜「むっ、もう読み終わってしまった」


かりん「どうどう? 感想を聞かせて欲しいの」

十七夜「いやはや、息をもつかせぬ展開が怒涛のごとく押し寄せてきて思わず手に汗握ってしまった。しかしなんといっても、そんな中でも画伯の魅力が際立っていて、ついつい夢中になって読んでしまった。やはり画伯は天才だな」

かりん「わ〜っ、わたしは天才漫画家になっちゃったのっ!」

うい「うんうん。かりんさんのマンガは本当に面白いよ」


カラ〜ン カラ〜ン


かりん「あっ、またお客さん来たの。それに気が付いたら結構な行列になってるの」

十七夜「むっ、そうだな」

かりん「あんまり長居しちゃうと他のお客さんに悪いから、今日はそろそろお暇するの。ういちゃん、いい?」

うい「うん。わたしはかりんさんと一緒に居るよ」

十七夜「なに、他の客の事は気にするな。画伯はもっとここにいるべきだ。あんなのはいくらでも待たせておけばいい」

かりん「ええ・・・。なぎたんにとってお客さんはご主人様なの・・・。そのご主人様をあんなの呼ばわりしちゃダメなの・・・。それにこれ以上何も注文しないでいたらお店にも悪いし」

十七夜「ならここは自分が奢ろう。好きなものを頼むといい」



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